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電通の件で思うこと

労基法違反や不法請求など電通のニュースが多く報道されるようになってきました。実態が明るみに出るにしたがってその体質の異常さには驚くばかりです。今日は電通社員7000人分の勤務記録を調査、とニュースで出ていますね。

headlines.yahoo.co.jp

調査の結果が待たれますが、おそらく亡くなった女性社員以外の従業員にとっても異常な労働環境が常態化しており、いつ誰が命を絶ってもおかしくない状況ではなかったのではないかと思います。電通と言えば就職したい企業ランキングでも毎年上位に名前が挙がる会社で、華やかなマスコミ業界で圧倒的な知名度と存在感を誇り、1,000万円を軽く超える年収といったものが学生に好まれるのだと思います。

しかし華やかなイメージを覆すように今回「鬼十則」なるものの存在が広く知られることになりました。「取り組んだら放すな、殺されても放すな」という表現は特にですが、全体的に前時代的だなという感がぬぐえません。戦後まもなく制定され、今の時代にはそぐわない精神論が電通のような大企業で未だに使われていることに驚きです。

私はこういう精神論だとか、盲目的に古い価値観を信仰するのは好きではありません。昔の人や有名人が言ったから絶対的に正しいとは限りません。明らかに現状と異なるとか、時代にそぐわなくなってきているというのならば規則であれ理念であれさっさと変えてしまえばいいと思うのです。しかしそこは横並びが大好きな日本人、「和」を乱すことを恐れて自分が一番に変えてやろうという動きにつながらないのが残念です。若い従業員が過労自殺をして初めて、政府が残業を減らしましょうと先導して初めてようやく周りを見渡しながら企業は重い腰を上げるのです。

それでも経団連の会長はさらにしぶとくて、残業時間の抑制に対して「一律で決めると経済実態に大きな影響が出てくる」「決算時期など一時的に多忙になる場合への配慮も必要」ということで反論をしています。なぜ残業ありきで仕事することを考えているのか、これが大きな疑問です。そもそも残業自体がイレギュラーなことをやっているんだという意識がないのでしょうね。残業をしなければ収益が出ない仕事なんてそもそも事業として成り立ってないと思うのですが。